おんなのこきらい
監督:加藤綾佳(かとう あやか)
脚本:加藤綾佳
出演:森川葵(もりかわ あおい)
公開日:2015/2
ジャンル:恋愛
「おんなのこきらい」は可愛いだけで女の子は生きていける、生きる価値があるという価値観を抱えた女性の恋愛物語です。
監督・脚本は新潟県出身、「いつも月夜に米の飯」や「粘膜(21世紀の女の子)」の加藤綾佳さんです。
可愛いことを自覚し、それを処世術とする女性役を愛知県出身、M&Oplaysプロデュースの舞台「ロミオとジュリエット」やテレビドラマ「テディ・ゴー!」に出演されている森川葵さんが演じています。
他にも、木口健太さん、谷啓吾さん、井上早紀さん、松澤匠さんといった方々が出演されています。
あらすじ
デザイン系の会社に勤務する和泉キリコ(森川葵)は、可愛いだけで女の子は生きていける、
生きる価値がある、そういった価値観を持っています。
同姓の同僚からははぶかれることも多いです。アカネ(加弥乃)だけはキリコのことを気にかけています。異性の同僚からはチヤホヤされていて、飲み会にも積極的に参加しています。
キリコは可愛いものも好きです。ケーキ、マカロン、チョコレート、アイスクリームといった可愛い食べ物も好きで、可愛いものはすべて溶けて、自身の体の一部になればいいと思いながら貪ります。時には食べすぎで、口に入れたものを戻してしまう過食症の気があります。
キリコには行きつけのバーがあります。キリコはそこのマスターのユウト(谷啓吾)のことが好きです。一夜を共にすることもあります。
久しぶりにバーに向かったキリコは、そこで働いていた店員のケンジ(松澤匠)が辞めて、代わりにサヤカ(井上早紀)が新しい店員として働くことを知ります。キリコはユウトとサヤカの関係が少し気になります。
ある日、キリコは同僚と一緒に、「環(KAN)」という雑貨店に仕事の打ち合わせで向かいます。店主のタカヤマ(木口健太)に用意した企画書を見てもらいますが、あまり感触がよくありません。
その後、キリコは修正案を見てもらうため、単独でタカヤマのもとに出向きますが、その修正案にもタカヤマは難色を示します。可愛いじゃないですか、と言いながら媚を売るようにキリコはタカヤマに近づきます。しかし、タカヤマは、猫をかぶるキリコの態度を見抜いていて、疲れません?、と言われます。可愛いだけで何とかなると思っていたキリコは面を食らいます__
感想
可愛い悪女が主人公の映画です。主演の森川葵さんが可愛いです。「“隠れビッチ”やってました。」の主人公も男を弄ぶ、裏表のあるキャラクターでしたが、本作品のほうが外見のイメージはしっくりきました。森川さんは本作品の撮影中はウイッグをつけていたということです。気になったのは挿入歌の演出でした。序盤から2回ほどミュージカルのような場面があります。しかし、中盤からは一切見られません。全体を通して見る機会があれば違和感はなかったと思うのですが、アーティストの登場場面を無理やり用意したような印象を受けてしまいました。
エンディングで出演者のクレジットに登場シーンを入れるのは嬉しかったりします。また、タイトルは「おんなのこきらい」ですが、主人公目線だと男性不信になるのではなかろうかと思いました。
本当に好きでもないコに
簡単に可愛いなんて言わないでよ
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