映画 ~ “隠れビッチ”やってました。 ~




“隠れビッチ”やってました。(かくれびっちやってました)
監督:三木康一郎(みき こういちろう)
脚本:三木康一郎
出演:佐久間由衣(さくま ゆい)
公開日:2019/12
ジャンル:恋愛






「“隠れビッチ”やってました。」はチヤホヤされたいからと男をたぶらかす隠れビッチの女性の恋愛物語です。

監督・脚本は富山県出身、「トリハダ 劇場版」の監督や、バラエティ番組のディレクターとしても著名な三木康一郎さんです。

男たちを弄ぶ女性役を神奈川県出身、「あの日のオルガン」やドラマ「トランジットガールズ」に出演されている佐久間由衣さんが演じています。

他にも、主人公の同居人として大後寿々花さんと村上虹郎さん、主人公の職場関連で森山未來さんや小関裕太さんといった方々が出演されています。

本作品はあらいぴろよさんの同名エッセイコミックを原作としています。



あらすじ


深夜タクシーに乗車している男と女、女の荒井ひろみ(ぴろ/佐久間由衣)はお礼を述べてタクシーから降ります。男(前野朋哉)は少し悩んだ後、彼女を追いかけます。そして突然告白します。

ひろみはハイテンションで帰宅します。ひろみは女2人、男1人でシェアハウスしています。テンションが高いひろみに対して、迎えてくれた同居人のあや(大後寿々花)はつれない態度です。うざいひろみに対して、死ね、と言い残して自分の部屋に行きます。

ひろみはお風呂に入ります。幸せなら手をたたこう、を一人で歌って騒がしいです。風呂上りに冷蔵庫から缶ビールを取り出し、縁側に移動してスマホを取り出します。

電話の相手はさっき告白してきた男でした。バツイチがひっかかっていると、ひろみは体裁よく告白を断ります。一人で悦に浸ったかと思うと、お祝いしようとあやを呼び出します。

あやは付き合えばとひろみに問いかけますが、ひろみは付き合ったら痛い目にあうからと断ります。ひろみは付き合うということに抵抗感を抱いています。

そこに、もう1人の同居人のコウジ(村上虹郎)が帰ってきます。ひろみの様子を見て、また男を弄んだのかと、彼はすぐに状況を理解します。

あやはひろみのことを、最低の隠れビッチね、と称します。


ひろみはデパートにあるショップで販売員として働いています。休日に複数との男とのデートを楽しみます。その日も、中堅会社営業の坂口(柳俊太郎)くん、草食理系系の舟木(戸塚純貴)さん、そして、体育会系肉食系の永田(片桐仁)さん、3人の男をたぶらかそうとします__



感想

コミック原作でバラエティ色が強い点で観やすい作品だと思います。キャラクターが少し極端ですが、受け入れやすい雰囲気になっていると思います。

若干、主人公の外見に違和感を抱きながら見続けていました。背が高い佐久間さんが演じているため、異性だけではなく同姓にもてそうな印象があります。ビッチは同姓に嫌われやすいというのが私の偏見なのかもしれません。

中盤以降は意外と重たいシーンもあります。エンドロール後の一幕も意外でした。テンポがよい作品ですが、美容師志望の男性や職場の男性とのやり取りはもっと尺が欲しかったです。

大後寿々花さんはいまだに「セクシーボイスアンドロボ」の印象が強いのですが、本作品のキャラクターもよかったです。森山未來さんは「百万円と苦虫女」のときもそうでしたが、職場にいる包容力のある男性の雰囲気にとても安心してしまいます。






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