LUCY/ルーシー
原題:Lucy
監督:リュック・ベッソン(Luc Besson)
脚本:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)
公開日:2014/7(2014/8)
ジャンル:アクション、SF
「LUCY/ルーシー」は平凡な女性がマフィアのビジネスに巻き込まれ、超常的な能力を得て反撃を試みるSFアクション作品です。
監督・脚本はフランス出身、「レオン」、「ニキータ」のリュック・ベッソンさんです。
マフィアの麻薬取引に巻き込まれてしまう女性役を、アメリカ出身、「のら猫の日記」や「マッチポイント」に出演されているスカーレット・ヨハンソンさんが演じています。
その他、チェ・ミンシクさん、モーガン・フリーマンさん、アムール・ワケドさんといった方々が出演されています。
あらすじ
脳科学の権威者であるノーマン(モーガン・フリーマン)が主張します。生命は10億年前に誕生し、そこから進化を続けている一方で、脳にはまだ未知の部分が多いと。多くの生物は脳の3~5%しか利用しておらず、高い割合を示す人類でさえ10%だと。人類を唯一超えている生物にイルカがいますが、それでも20%に過ぎず、それを超えると様々なことが可能になるであろうと__
台北に滞在中のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は数日前にクラブで出会ったカウボーイハットがトレードマークの男、リチャード(ピルー・アスベック)とあるホテルの前に来ています。
ルーシーは月曜日に試験を控えていたため、早く帰りたいです。しかし、リチャードから彼の仕事を代わりにこなすようにお願いされます。それはホテルのフロントに言って、チャンという人への届け物だとスーツケースを渡してくるという内容でした。
リチャードの挙動を不審に感じたルーシーは詳細を尋ねます。報酬も仕事内容の割りに高く、ますます不信感を募らせたルーシーがその場から立ち去ろうとすると、リチャードはあろうことか、スーツケースに備え付けてあった手錠を彼女の手にかけてしまいます。
激怒するルーシーはすぐに手錠を外すようにリチャードに要求しますが、彼は暗証番号を知らないと言います。選択肢のないルーシーはしぶしぶホテルのフロントに向かいます。
フロントでチャン氏をお願いしたルーシーですが、徐々に周囲の空気が張りつめていくのを感じて焦りだします。待機するルーシーのもとに複数の物々しい男たちが近づいてきたかと思うと、外から様子を伺っていたリチャードが狙撃され、フロントガラスに血が 飛び散ります。
男たちに拉致され、ホテルの部屋にとおされたルーシーの前に男が現れます。その男は恰幅がよく、顔と手とスーツには血が付着していました。彼はチャン(チェ・ミンシク)というマフィアのボスです。
ルーシーはスーツケースの中に入っていた青い粉末を密輸するように命令されることになります__
感想
平凡だった女性が異常な能力を得て、マフィアを撃退しつつ自身の目的を遂行していくSFアクション作品です。
能力を得て邪魔者を排除していく様子が痛快な点、短時間でトントンと話が展開していく点がよかったです。
一方で、能力が超常過ぎる点、自身の目的のために無関係すぎる人を巻き込みすぎな点が気になってしまいました。
監督と俳優陣を考慮すると物足りなさは否めない作品です。
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