マネーモンスター
原題：Money Monster
監督：ジョディ・フォスター(Jodie Foster)
脚本：ジェイミー・リンデン(Jamie Linden)、アラン・ディ・フィオーレ(Alan Di Fiore)、ジム・カウフ(Jim Kouf)
出演：ジョージ・クルーニー(George Clooney)、ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
公開日：2016/5(2016/6)
ジャンル：サスペンス
「マネーモンスター」は株式市場で発生した暴落を契機とする経済バラエティ番組で発生した事件の様子を描くサスペンス作品です。
監督はアメリカ出身、「リトルマン・テイト」の監督、「羊たちの沈黙」に出演されているジョディ・フォスターさんです
脚本はジェイミー・リンデンさんと、アラン・ディ・フィオーレさん、ジム・カウフさんです。
人気経済バラエティ番組の司会役をアメリカ出身、「オー・ブラザー!」やドラマ「ER緊急救命室」に出演されているジョージ・クルーニーさんが演じています。
番組のフロアマネージャー役をアメリカ出身、「プリティ・ウーマン」や「エリン・ブロコビッチ」に出演されているジュリア・ロバーツさんが演じています。
その他、ジャック・オコンネルさん、カトリーナ・バルフさんといった方々が出演されています。
あらすじ
3月に発生したニューヨーク証券取引所のアルビス社株価大幅下落事件、世間を騒がせたニュースにアイビス社のCEOは、アルゴリズムが暴走した結果だと答えます。その下落による損失は8億ドルと見られています。
人気経済娯楽番組「マネーモンスター」の生放送を控えたスタジオ、その日はアイビス社CEOへのインタビューを企画していました。アイビス社のCEOは飛行機で空の上ということで、広報担当役員のレスター(カトリーナ・バルフ)が遠隔でインタビューで対応する予定です。
番組MCのりー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)とフロアマネージャーのフェン(ジュリア・ロバーツ)は今夜の食事をどうするかの雑談を交えながらも、放送開始の準備を整えます。
生放送が開始され、ゲイツの調子のよい会話で番組が進みます。しかし、画面の隅にスタッフでない男が映りこんでいることにフェンが気づきます。すると、男(ジャック・オコンネル)はスタジオに乗り込んできて、ゲイツの頭に銃を突きつけます＿＿
感想
タイトルから金融クライムサスペンスかと思っていたのですが、番組ジャックという力技なクライムサスペンスでした。警備がざるすぎで強引な事件です。金融にかかる知能犯の話だと勝手に思い込んでいたのは私なのですが、期待はずれな部分がありました。
しかし、話の長さや個性的な登場人物、起承転結や勧善懲悪といった部分でエンタメ作品としては程よく楽しめる作品だと思います。疎遠や無関心、貧富格差といったちょっとした社会問題を皮肉っぽく扱っている点もよかったです。
こうしてみると値幅制限がある市場のほうが安心だなと思います。また、大幅下落の原因をCEOの一言で片付けるほど、実際の証券市場は甘くないと思っています。
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