すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(すみっこぐらし とびだすえほんとひみつのこ)
監督:まんきゅう
脚本:角田貴志(すみた たかし)
出演(声優):井ノ原快彦(いのはら よしひこ)、本上まなみ(ほんじょう まなみ)
公開日:2019/11
ジャンル:ファンタジー
「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は「すみっコ」と呼ばれるキャラクターたちが繰り広げるアニメーション作品です。
監督は神奈川県出身、「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」や「カッコカワイイ宣言!(第2期)」の、まんきゅう さんです。
脚本は大阪府出身、テレビ番組「銀河銭湯パンタくん」の脚本や、「鍵泥棒のメソッド」に出演の角田貴志さんです。
ナレーションを井ノ原快彦さんと本上まなみ さんが担当されています。
「すみっコぐらし」はサンエックスが手がけるキャラクターであり、本作品の原作にあたります。
あらすじ
とても寒がりで寂しがりな、しろくま、恥ずかしがりやで気の弱い、ねこ、とんかつの1番端の残った部分、とんかつ、この世界のどこかには、すみっこでひっそりと暮らしている「すみっコ」たちがいます。
ある日、お腹がすいたすみっコたちは、お気に入りの店「喫茶すみっコ」にみんなで行きます。そこのアルバイトのおばけが地下室の掃除をしていたところ、「せかいのおはなし」という飛びだす絵本が置いてありました。
その本を開いてみると、不思議な光があたりを包んですみっコたちが絵本の中に吸い込まれていきます。その絵本にはたくさんのおとぎ話があって、すみっコたちは絵本の登場キャラクターになっていました。
そんな中、すみっコたちは、孤独な1匹のひよこに出会います__
感想
子供も大人も気軽に観れるアニメーション作品です。1時間程度の作品という点でも観やすいです。作品中では有名な絵本の話が展開される点でも親しみやすいと思います。
冒頭に「すみっコ」たちの紹介があり、もともと「すみっコ」というキャラクターに詳しくなくても問題ありません。
そして、大人が観ても楽しめる点として、ちょっとほろ苦く、また涙腺を刺激するシーンの存在が挙げられます。出会いや別れ、孤独や仲間、自ら選んだのか、周囲から残されたのか、「すみっコ」というキャラクターの特性を活かした物語の展開がよかったです。
個人的には道中のストーリーを少し単調に感じたのが残念でした。「赤ずきん」、「みにくいアヒルの子」のシーンが印象的だった分、「マッチ売りの少女」や「アラビアン・ナイト」のシーンが相対的に印象に残りません。
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