サスペクト 薄氷の狂気(さすぺくと はくひょうのきょうき)
原題:Nomis
英題:Night Hunter
監督:デビッド・レイモンド(David Raymond)
脚本:デビッド・レイモンド
出演:ヘンリー・カヴィル(Henry Cavill)
公開日:2018/9
ジャンル:サスペンス
「サスペクト 薄氷の狂気」は複数の若い女性の監禁事件で拘束したサイコパスの容疑者と、その事件の全容を解明しようとする刑事の対決を描いたサイコサスペンス作品です。
監督・脚本はイギリス出身のデビッド・レイモンドさんです。
主演となる刑事役をイギリス出身、「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」や「マン・オブ・スティール」に出演されているヘンリー・カヴィルさんが演じています。
その他、ベン・キングズレーさん、アレクサンドラ・ダダリオさん、ブレンダン・フレッチャーさんといった方々が出演されています。
あらすじ
若い女性の遺体がトラックの荷台から発見されます。被害者は橋から飛び降り偶然通りかかったトラックの荷台に落ちて、そのまま息を引きとったようです。
その被害者は監禁されていました。何かから必死で逃げていました。
刑事(ヘンリー・カヴィル)がその事件を担当することになります。彼には年頃の娘がいます。娘にはSNSでの赤の他人とのコミュニケーションに注意するように伝えています。男をブタと思え、が彼の教えです。
若い女性を狙う男たちを狙った男女の2人組がいます。女のララ(エリアナ・ジョーンズ)が美人局としてターゲットを誘い込み、男のクーパー(ベン・キングズレー)が罰を与えます。罰の内容はターゲットの資産をすべて奪って被害者への救済に当てたり、睾丸を取り除き、性犯罪を抑制する薬を強制的に服用させたりです。
この2人組が次に狙ったターゲットは荷台で遺体として女性が発見された事件の犯人でした。計画とおりに事が進まず、ララが連れ去られてしまい、クーパーが必死で追いかけようとしますが__
感想
女性への性被害をもたらす狂人と謎を追うサスペンス作品です。
上映時間が長くない点が観賞しやすい点、主人公と犯人と異なる第3陣営が強い印象を残している点が良かったです。
一方で、中途半端な印象を抱く点も多かったです。家族の問題、性犯罪の再犯率への訴え、捜査の解決へのアプローチ、終盤の犯人とのやり取り、どれもが曖昧なまま事が進んでいるように感じてしまいました。おしいと思ってしまう作品です。
原題はどういう意味なのでしょうか。邦題や英題とはまったく異なる意味があるように思えて気になります。観賞後は邦題や英題が安直に思えてしまいます。
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