映画 ~ 15ミニッツ・ウォー ~




15ミニッツ・ウォー(ふぃふてぃーんみにっつうぉー)
原題:L'Intervention
監督:フレッド・グリヴォワ(Fred Grivois)
脚本:フレッド・グリヴォワ、ジェレミー・グエズ(Jeremie Guez)、イレーナ・エプスタイン(Ileana Epsztajn)
出演:アルバン・ルノワール(Alban Lenoir)、オルガ・キュリレンコ(Olga Kurylenko)
公開日:2019/1(2019/10)
ジャンル:サスペンス、アクション




「15ミニッツ・ウォー」は、フランスの植民地だった1976年のジブチで発生したスクールバスジャック事件、その人質救出劇を描いたフランスとベルギーのサスペンスアクション映画です。

監督はフランス出身、「孤独の暗殺者 スナイパー」のフレッド・グリヴォワさんです。

特殊制圧チームのリーダーの大尉を務める男性役をフランス出身、「フレンチブラッド」に出演されているアルバン・ルノワールさんが演じています。

人質となった生徒たちの先生役をウクライナ出身、「007 慰めの報酬」に出演されているオルガ・キュリレンコさんが出演されています。

本作品は実際に発生した事件をベースに、脚本や登場人物を脚色して制作された作品です。



あらすじ


1976年の冷戦時代、経済危機と血みどろの紛争の数々、ヨーロッパや中東ではテロが日常化していました。フランス最後の植民地ジブチでは独立を求める意見が散見されます。

2月3日火曜日、日常の風景、スクールバスが各家庭の子供たちを迎えに移動しています。学校では、ジェーン先生(オルガ・キュリレンコ)が授業の準備をしています。

しかし、スクールバスの送迎中、突然、数人の銃を持った男たちが乗り込んできます。リーダー格の男がソマリア国境へ移動するよう運転手を脅します。異変に気づいた保護者が通報します。

移動するバス、そして、軍がバスを追いかけます。バスに乗り込んだ男たちは銃で威嚇射撃をします。軍は国境を封鎖するよう命じます。

バスは国境の近くで立ち往生してしまいます。しかし、バスの中には21人の子供たちが残されています。男たちの要求はフランスからの独立、そして政治犯の解放です。

フランス政府は事件を解決すべく、特殊チームを現地へ派遣することにします。リーダーのジェルヴァル大尉(アルバン・ルノワール)が優秀な部下と共に現地へと飛び立ちます__



感想


テロリストとの緊張感のある攻防を描いたサスペンスアクション映画です。

遠距離攻撃が好きな人にとってはハラハラドキドキする作品です。スナイパーのヘッドショットの離れ業の凄さに息を呑みます。思っていた以上に戦闘シーンに目が離せなくなりました。

比較的コンパクトに話がまとめられている点も観やすいです。その結果、魅力的なはずの特殊部隊の面々の掘り下げ方に物足りなさも感じますが、その分、エンタメよりもドキュメンタリーよりになっていると感じられます。

と言いつつも、史実にはあんな女性教師がいなかった?ということで、エンターテインメントは切り離せない要素のようです。



俺たちの任務は
英雄ごっこじゃない






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