映画 ~ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ~




ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
原題:Once Upon a Time in Hollywood
配給:コロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズ(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
監督:クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ブラッド・ピット(Mahershala Ali)
公開日:2019/7(2019/8)
ジャンル:ドラマ




「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、落ち目の俳優と相棒の専属スタントマンを主役に1969年ハリウッド黄金時代の一幕を描いた作品です。

監督・脚本はアメリカ出身、「キル・ビル」、「イングロリアス・バスターズ」のクエンティン・タランティーノさんです。

主人公の俳優役をアメリカ出身、「タイタニック」、「インセプション」に出演されているレオナルド・ディカプリオさんが演じています。

主人公の相棒のスタントマン役をアメリカ出身、「セブン」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に出演されているブラッド・ピットさんが演じています。



あらすじ


1969年2月8日、土曜日、俳優のリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は専属スタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の運転でとあるバーに向かっています。

リックはNBC放送の人気西部劇シリーズ「バウンティロウ」のジェイク・ケイヒル役で名を馳せていました。クリフはリックのスタントマンとしてだけではなく、車の運転といった雑用もこなします。2人はよき相棒でもあります。

しかし、リックはこの2年、単発的な番組でのゲスト番組がメインとなっています。また、クリフも過去のとある出来事がきっかけで干されている状態です。

落ちぶれた現実にぶち当たっていることを嘆くリックと、それを慰めるクリフ、二人はシエロ通りにある家に帰宅すると、新しい隣人の存在に気づきます。

それは時代の寵児となっている映画監督のロマン・ポランスキー(ラファウ・ザヴィエルチャ)、そして彼のパートナーで女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)でした。

隣人がハリウッドのスターであることに驚き、喜ぶリック、それはハリウッドの光と闇の一幕の始まりにしか過ぎませんでした__



感想


1960年代のハリウッドを舞台にした作品です。ハリウッドに関わる人の喜怒哀楽といった人間ドラマと、実際に発生したある事件を連想させる展開が並行して進む作りとなっているため、尺が長めです。

前半はどこに話の筋があるか要領が得られないため入り込めませんでしたが、中盤以降の俳優陣の魅力と、後半の怒涛の展開が個人的に満足のいくものでした。

私はハリウッドの歴史に造詣が深いわけではなく、知識があればもっと楽しめる作品だと思います。しかし、この作品をきっかけに、当時の流行や事件を知ることができます。

昨年、「MeToo運動」といった負の面がニュースで取り上げられていましたが、本作品はハリウッドのいいところと悪いところが描かれているように感じます。









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