BUNGO -ささやかな欲望- 見つめられる淑女たち(ぶんごう ささやかなよくぼう みつめられるしゅくじょたち)
配給：角川映画
監督：冨永昌敬(とみなが まさのり)、西海謙一郎(にしうみ けんいちろう)、熊切和嘉(くまきり かずよし)
脚本：菅野友恵(かんの ともえ)、岨手由貴子(そで ゆきこ)、山田太郎(やまだ たろう)
出演：石原さとみ(いしはら さとみ)、水崎綾女(みさき あやめ)、谷村美月(たにむら みつき)
公開日：2012/9
ジャンル：ヒューマン
「BUNGO -ささやかな欲望- 見つめられる淑女たち」は、昭和を代表する小説家の短編作品を映像化したオムニバス映画です。
宮沢賢治さんの「注文の多い料理店」、三浦哲郎さんの「乳房」、永井荷風さんの「人妻」の3作品が「見つめられる淑女たち」版に収録されています。また、他の3作品を収録した「告白する紳士たち」版があります。
監督はそれぞれ、冨永昌敬さん、西海謙一郎さん、熊切和嘉さんです。脚本はそれぞれ、菅野友恵さん、岨手由貴子さん、山田太郎さんです。
石原さとみ さん、水崎綾女さん、谷村美月さん、宮迫博之さん、影山樹生弥さん、大西信満さんといった方々が出演されています。
あらすじ
山中を猟銃を持った男と女が歩いています。男のソウキチ(宮迫博之)はとある会社の専務です。社長令嬢の婿養子です。女のフジコ(石原さとみ)はその会社で受付嬢をしています。2人は不倫関係にあります。
その会社はまた事故を起こしたとして裁判沙汰にあり、ワイドショーでは鬼畜企業と称されています。
2人は2年間一緒にいて初めての旅行です。ソウキチの浮気は妻にばれていて、電話でフジコとは別れるから社長には黙っていて欲しいとソウキチは妻に懇願しています。フジコもそれに気づいていますが、手切れ金を得るために、ソウキチから話を切り出すのを待っています。
そんな2人でしたが、猟のために借りた犬が行方不明となってしまったことで、山中を歩き回ることになります。疲れてきた2人の前に、とある料理店が姿を現します＿＿
(「注文の多い料理店」より)
感想
昭和を舞台にした短編集です。短編のため若干淡白に感じますが、観賞しやすい作品です。
いい意味で昭和を感じられる部分と、時代関係ない人の妖艶な魅力や欲望を感じられる部分がよかったです。土管がある風景が印象的でしたし、水崎綾女さんのを握れるなんて何て羨ましいんだと思いました。
監督や俳優陣も豪華です。昔の作品を現代の俳優やスタッフで描くという点だけで評価が高いです。今の文学作品も50年後に、旬の人たちで描かれていればいいなと思います。
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