映画 ~ いつだってやめられる 7人の危ない教授たち ~




いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(いつだってやめられる しちにんのあぶないきょうじゅたち)
原題:Smetto quando voglio
配給:01ディストリビューション(シンカ)
監督:シドニー・シビリア(Sydney Sibilia)
脚本:シドニー・シビリア、ヴァレリオ・アッタナーシオ(Valerio Attanasio)、アンドレア・ガレッロ(Andrea Garello)
出演:エドアルド・レオ(Edoardo Leo)
公開日: 2014/2(2018/6)
ジャンル:クライム




「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」は、不遇な研究者たちが合法ドラッグを利用して稼ごうとするイタリアのクライムサスペンス映画です。

監督はイタリア出身のシドニー・シビリアさん、脚本はシドニー・シビリアさん、ヴァレリオ・アッタナーシオさん、アンドレア・ガレッロさんです。

主人公の研究者役をエドアルド・レオさんが演じています。他にヴァレリア・ソラリーノさん、ステファノ・フレージさんが出演されています。

本作品には続編もあります。



あらすじ

ピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)がネオンサインが輝く夜の街で仲間と薬局を襲撃しようとしています。

なぜそんな事態になってしまったのか、話は4ヶ月前に遡ります。ピエトロは大学の研究員です。生物学の学士であり、計算論的神経学の修士号であり、分子力学の修士号でもあります。

ピエトロには付き合いの長い彼女、ジュリア(ヴァレリア・ソラリーノ)がいて同棲しています。ジュリアは裁判所から督促状が届いたと相談してきます。ピエトロはお金に困っています。

ピエトロは教授との共同研究を委員会に訴えています。目的は研究費を得るためです。しかし、教授はあまり協力的でないどころか、ピエトロの邪魔をするような行動まで見せます。さらに、ピエトロの研究は他の人たちにとって難しい内容のようです。

経費削減が叫ばれている中、ピエトロの研究は選ばれませんでした。彼は500ユーロの月給を失い、37歳にして就活をすることになります。

ジュリアに解雇されたことを告げられないピエトロは悩みます。そしてあるとき、家庭教師をしている生徒が遊んでいるクラブで、偶然にもドラッグの存在を知り、それが原価に対して高価に取引されていることに気づきます。

イタリアの麻薬は保健省が認定している約200種類の違法分子構造を持つものとされています。逆に言えば、それ以外は問題ありません。ピエトロはそこに目をつけ、同じように不遇な境遇にいた元研究者たちを集めて数十万ユーロの商売を始めます__



感想


社会風刺の効いたイタリアのクライムサスペンスです。コメディ要素も多く、観賞しやすい作品でした。

主人公の研究が社会の役に立つにもかかわらず理解できないから研究費カットの対象となった一方で、その研究を反社会的な麻薬の製造に利用して、人から喜ばれるという皮肉さがいい味を出しているように思います。

全体的に映像が緑に寄っている印象が複数ありましたが、イタリアはそんな作品が多いのでしょうか、それとも本作品がそうなのかが若干気になりました。

気軽に楽しめる作品のため、続編もいずれ観賞してみたいなと思います。


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