THE GUILTY/ギルティ
原題:Den skyldige
配給:マグノリア・ピクチャーズ(ファントム・フィルム)
監督:グスタフ・モーラー(Gustav Möller)
脚本:グスタフ・モーラー、エミール・ニゴー・アルバートセン(Emil Nygaard Albertsen)
出演:ヤコブ・セーダーグレン(Jakob Cedergren)
公開日: 2018/1(2019/2)
ジャンル:サスペンス
「THE GUILTY/ギルティ」は緊急通報指令室でオペレーターを担当する警察官のもとに誘拐の通報がかかってきた事件を描いたデンマークのサスペンス映画です。
監督はスウェーデン出身のグスタフ・モーラーさんです。本作品が長編デビュー作品となります。
脚本はグスタフ・モーラーさんとイングランド出身のエミール・ニゴー・アルバートセンさんです。
主人公の警官役を、スウェーデン出生、デンマーク出身、「Terribly Happy」、「Submarino」等に出演されているヤコブ・セーダーグレンさんが演じています。
あらすじ
着信音が鳴り響く一室、3回、4回、5回、6回、ヘッドフォンをつけ、緊急ダイヤルですと応答する男、アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は緊急通報指令室でオペレーターを担当する警察官です。
クスリか酔っ払ってるかの男からの通報、風俗でとらぶった男からの通報、小さな事件に対応する退屈な日々を過ごす仕事です。仕事中も時間を気にすることが多い状態でしたが、その仕事も今日までの予定です。彼はトラブルを起こし、閑職にまわされていました。妻のパトリシアとも別居状態です。
私用の携帯には記者を名乗る女性からアスガーの起こしたトラブルに関する取材を申し込まれます。それを断ったと思うと、続いて同僚から私用電話への注意を受ける始末です。同僚から続けて、通報が鳴っていると急かされます。
端末にはイーベン・オスターゴと通報者の名前が記載されています。通報内容を確認しようとするアスガー、しかし、話がかみ合いません。何か特別な事情を察した彼は、イーベンにイエス・ノーで答えるように求め、イーベンが車に乗っていること、そして、さらわれている状態であることを確認します。
イーベンは子供と話しているふりで通話を続けています。そして、電話を切れという男の声が聞こえ、通話が途切れてしまいます__
感想
緊急通報指令室という限られた空間で通話で物語が進行するワンシチュエーションのサスペンスです。
中盤で予想していなかった状況となったため、映像がない中でも緊迫感が漂い続けました。一方で、終盤は落ち着いた着地点だったと思います。
主人公や周囲の登場人物に独断や勝手な意見が散見されたため、好意は抱けなかったのですが、こういう人物いるよねという感覚で不快ではありませんでした。リアリティを強める点で良かったと思います。
五感をうまく利用した、オリジナリティが高い作品だと思います。
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