映画 ~ ブルーバレンタイン ~




ブルーバレンタイン
原題:Blue Valentine
配給:ワインスタイン・カンパニー(クロックワークス)
監督:デレク・シアンフランス(Derek Cianfrance)
脚本:デレク・シアンフランス、ジョーイ・カーティス(Joey Curtis)、カミーユ・ドラヴィーニュ(Cami Delavigne)
出演:ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)、ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)
公開日:2010/12(2011/4)
ジャンル:恋愛




「ブルーバレンタイン」は、ある男女の良いときも悪いときもを描いた恋愛映画です。

監督はアメリカ出身、「光をくれた人」のデレク・シアンフランスさんです。

脚本はデレク・シアンフランスさんとジョーイ・カーティスさん、カミーユ・ドラヴィーニュさんの共同脚本です。

主人公の男性役はカナダ出身、「きみに読む物語」、「ハーフネルソン」のライアン・ゴズリングさんです。

主人公の女性役はアメリカ出身、「ブロークバック・マウンテン」、「スピーシーズ 種の起源」のミシェル・ウィリアムズさんです。



あらすじ


7月の平穏な日常、ひと気のない薄暗い朝、娘のフランキー(フェイス・ワディッカ)が飼い犬のメーガンを呼んでいます。メーガンがどこかに脱走してしまったようです。

フランキーはパパのディーン(ライアン・ゴズリング)を起こし、一緒にメーガンを捜します。しかしメーガンはどこか遠くへいってしまったのか見つかりません。お腹が空いたら戻ってくるだろうと二人は家に戻ります。

今度は二人でママのシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)を起こしにいきます。シンディは少し疲れているのか、無理して起きようとします。

シンディが朝食の準備をしている間、ディーンが鍵盤ハーモニカを演奏し、フランキーはその曲に合わせて歌っています。

朝食のオートミールを準備したシンディは、今日は遅刻できないと急いで準備をします。シンディは看護師をしていて、上司からは優秀な人を集めたいと異動の話ももらっていますが、家族にはまだ秘密にしています。

ディーンは塗装の仕事をしています。前は引越しの手伝いをしていました。もともとは身分違いの二人でしたが、ディーンの猛アタックのかいもあって二人は結婚し、娘もいます。

しかし、最近では二人の価値観、進む方向にすれ違いがみられます__



感想


とある男女の出会いから結婚までの良き時期と、倦怠期の悪い時期を交互に映していく作品です。

中盤くらいでめんどくさい旦那だなと思う一方で、変わらず想いを伝える旦那と向き合えない妻にも不安を覚えてしまいます。一緒に前を向くか、お互いに向き合うか、誰が悪いかではなく、考え方の差異がすれ違いを生んでしまうことに不条理を感じてしまいます。

タイトルの「ブルー」に関して、海外も日本も“憂鬱”なイメージがある色ということで、両極端な場面を描きながらも全体的なイメージはマイナス方向の作品であり、幸せなカップルには勧められない作品となっています。

なお、本作品と関係ありませんが、国内外の色の印象の差異として、日本では「青」に青春というプラスの印象があり、海外では日本の「ピンク」のような猥褻な印象が「ブルー」にあります。色にも文化の違いがあるのがおもしろいと思います。





でも ふさわしい男なんていないんだから
俺が立候補する




コメント