北陸とらいあんぐる(ほくりくとらいあんぐる)
作者:ちさこ
出版社:KADOKAWA
掲載誌:月刊コミックフラッパー
巻数:既刊3巻(2016/11~2018/03)
「北陸とらいあんぐる」は東京の全寮制女子高に進学した石川・富山・福井の北陸出身女子高生3人を主人公にして、北陸のご当地あるあるを扱った学園コメディです。
著者のちさこさんは石川県金沢市出身の方で、2017年の7月には地元書店「金沢ビーンズ」でサイン会を開催したこともあります。
北國新聞&富山新聞で「ひまりちゃん」のタイトルで四コマ漫画も連載中です。
また、金沢カレーの「カレーのチャンピオン(チャンカレ)」さんとコラボレーション企画として店舗で特性ポストカード(「Lカツカレー」を食べている主人公の加賀ひまりが描かれたイラスト)が配布されたこともあります。
あらすじ
東京の全寮制の女子高、私立青葉女子学園に単身進学した石川県出身の加賀ひまり、新しい生活で友達がすぐにできるか不安でしたが、すぐに二人の女生徒と仲良くなります。
二人の出身を聞くと、黒部りつは富山県出身、越前和花は福井県出身とたまたま北陸三権出身の三人ということで意気投合したかに思えたのですが……
りつは石川県出身者をライバル視しており、ひまりとちょっとした火花を散らしてしまいます。そんな中で福井出身の和花が言い争っている二人が仲直りできる方法はないかと考え、「なんでやろ……」と言うと_
クラスメイトだけではなく、寮でも同室となった三人、北陸から離れた地で北陸出身の三人が愉快な学園生活を送ります。
感想
単純に三人の主役のキャラクターも魅力的だと思います。
ご当地ネタ的には、りつとひまりは県庁所在地出身なのに、なんで和花は福井市じゃなくて鯖江市出身にしたのだろうかと考えて、そういえば福井市には何もないのではないか(東尋坊⇒坂井市、県立恐竜博物館⇒勝山市)といった北陸のことを見直すいいきっかけにもなっています。
もちろん、知らないこともたくさんあるため、読んでいて勉強にもなります。
作者さんの北陸愛があるからこその作品ですが、他の地域版で作品が登場すれば読んでみたいなと思います。
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