公演:アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院×人狼TLPT
人狼TLPT S『未来への十字架』
原案:尾花沢軒栄(acus)
脚本・演出:桜木さやか(ルドビコ★)
総合演出:林修司(ルドビコ★)
公演期間:2018年2月7日 (水) ~2018年2月12日 (月・祝)
公演会場:新宿村LIVE
TLPTのコラボ企画にベイビーウルフメンバー出演ということで、2018年2月10日(土)に舞台「人狼TLPT S『未来への十字架』」第6ステージと第7ステージを観劇してきました。
前回記事の続きです。今回は第7ステージの観劇について記載しています。
※ネタバレ有、個人的感想強め、記憶があやふな部分がある点をご了承願います。
第7ステージの出演者(席順)は次のとおりです。(※敬称略、役名(学年)/演者)
宇佐美・キンバリー・瑠衣 3年 / はぎのりな
源・アガタ・真珠 3年 / 楠世蓮
羽田·カタリナ·芽衣(めい) 1年 / 夏目愛海
佐野・マチルダ・こころ 2年 / 藤堂光結
菊池・ゲルトルート・杏(あん) 3年 / 竹本茉莉
黒木・フランシスカ・百合亜 2年 / 安藤遥
高取・ナタリー・永遠(とわ) 3年 / 手島沙樹
岸本・ルチア・来夢 1年 / あわつまい
宝城・モニカ・朝妃 1年 / 広沢麻衣
松永・ブリジッタ・佳世 2年 / 緒方有里沙
藤元・バルビナ・乙女(おとめ) 2年 / 木下美優
小早川・ヘレナ・佳子(かこ) 2年 / 横島亜衿
長谷川・ガブリエラ・つぐみ 1年 / 長橋有沙
OP~人狼ゲーム開始まで
第1ステージと第6ステージを観劇した私にとって開演前に気になっていたことは、ストーリー上の重要キャラと思われ、OPでもメインの立ち位置でいた石井陽菜さんが演じる幸恵の不在でした。
出演者が代わることでどうなっているのか楽しみにしていました。
開演してみると、第7ステージは安藤遥さんが演じる百合亜が同じ2年生として幸恵の代わりを務める形となっていました。
開演シーンで意外だったのは、第1ステージと第6ステージは、あわつまいさんが演じる来夢と星守紗凪さんが演じる聖恋の1年生コンビがマリアの丘で祈りを捧げているシーン、第7ステージでは来夢が一人で祈りを捧げている形になっていました。
同じ1年の長橋有沙さんが演じるつぐみや聖恋をライバル視している広沢麻衣さんが演じる朝妃が代わりを務めてもよさそうなのですが、そういった違い、こだわりのようなものが確認できるのは見ていておもしろかったです。
3年生のシーンでも第1ステージ、第6ステージでいた大條瑞希さんが演じる小春の不在は竹本茉莉さんが演じる杏が埋める形となっており、ヒュージとの戦闘シーンで小春が手島沙樹さんが演じる永遠を押しのけているシーンは今回、杏が担当していました。
(このシーンについては、あれ、杏って仲間想いとか仲間に頼ってここまでやってきている設定じゃないの?とツッコミをいれたくなりましたが)
ただこうなると気になってくるのが、来夢がいないステージがどうなっているのかということ、台詞をそのままに代わりを務められるようなポジションではないと思っているのですが。
他に目を惹いた点は、百合亜の戦闘シーンで今回初お目見え?となる真紅の大剣のようなCHARMが目立っていました。
やっぱりせっかくの特徴的な武器であるため、派手なほうが見栄えがいいですね。
第7ステージでは杏がノインベルト戦術の5番目を担当していたのを見れてよかったです。
そして今にして思うと、はぎのりなさんが演じる瑠衣と手島沙樹さん演じる永遠は私が見た3ステージ全てでノインベルト戦術の一連の流れにかかわっていますが、第1・6ステージと第7ステージでは順番が違いますね。
アクションシーンや立ち位置の違いまでは残念ながら覚えていません。
人狼ゲーム
最初の人間であることの宣誓部分、瑠衣がキャラクターそのままに第1ステージや第6ステージとまったく違う内容で宣誓している点が印象に残りました。
瑠衣によると、この世界では人狼ゲームが超昔に流行したゲームとのような発言を宣誓内でしていました(ルド女公式か瑠衣の中での設定かは不明)。
初見の人のための自己紹介でもあり、キャラクターの性格も踏まえてのものでもあるため、基本的に定型的な台詞、動作で問題ない中で、キャラクターを壊さずに多様な対応を見せてくれるのはすごいなと思います。
また、百合亜が朝妃に宣誓時に下を向いていることが多く、様子がおかしかったと訴追していました。
宣誓の様子を見ての訴追は今回の第1・6ステージではなかった展開だったためよかったです。
朝妃が占いCOする一方で、楠世蓮さん演じる真珠より、村のために提案がされました。
自分が役職を持っているか、持っていないか、または言わないか、ということを順番に宣言するという方法でした。
順番につていは2・3案が出されましたが、結局13番席から1番席に向かって宣言する形となりました。
結局、上記の方法も順番案も人狼である真珠と瑠衣が主導権を握る形となっていたため、うまかったですね。
参考までに13番目席のつぐみから1番席の瑠衣に向かって、持っている、言わない、持っていない、をそれぞれ、○、△、×で示した内容が以下です(瑠衣はひょっとしたら間違っているかも)。
×○××○○×××△×○△
ということで、役職を持っているといった4人を同時に何の役職か発言させたところ、横島亜衿さん演じる佳子、すでに宣言していた朝妃、そして作戦の提案者であった真珠が占い師として、そして来夢が霊媒師の3-1進行の形となりました。
議論の結果、最も本物ではないと思われた佳子が追放される形となりました。
朝妃は結局、1票しか投票されていませんでしたね。しかも、2日目以降最後までとても信じられていた緒方有里沙さん演じる佳世からの投票だったのが後から思い返すと印象深いものがあります(2日目から佳代が強く朝妃をかばいだしていたため、投票のときに何かを感じたのでしょうか)。
そして二日目の昼、恐らくの霊媒師GJ発生から、占い師の二人を投票対象とする方向で議論が進んでいました。
結果的に真珠が追放されるのですが、最終投票数は7対5のかなりの接戦でした。
観客目線だとその後の訓練タイムで真珠が狼、佳子が凶陣であることがわかり、残りの狼探しとなります。
私は二日目に朝妃へ投票した人物で、10番目投票(ちなみに初日は11番目に真珠に投票)の夏目愛海さん演じる芽衣はかなり人狼であることが固いと思い、一方で議論でも投票でも強く朝妃と対決した百合亜をとても狼とは思えず、朝妃に投票した杏とつぐみ、もしくは7番目以降に真珠に投票した佳世がラストウルフ候補だと思って観ていました。
つまり、私は外したわけなのですが、二日目の4番目(占い師同士が投票しあうことを考慮すれば実質2番目)に人狼の瑠衣が3票目を真珠に投票したのがかなり強かったです。
可能性で言えば、ひょっとしたら真珠はずっと生き残れていたかもしれませんし、結果論で言えば人狼陣営が勝利しているため、何が良いか悪いかの話ではなく、私はリスクを大きくとる人狼が嫌いだと改めて思いました。
運よく狩人も当てていたから余計残念でした、またリベンジしたいです。
まず、芽衣のパッションというか愛嬌というか、これが本当にすごかったです。女性出演者だけであの状態であれば、スリアロ村とか放送事故になるんじゃないでしょうか。
そして永遠とこころ、永遠は他のステージでは見られなかった三日目の遺言時あたりから、ちょいちょい笑みがこぼれているシーンが散見されていました。
そのときはこころ師匠が理由かはわかりませんが、こころ師匠が追放されるシーンではそれまで我慢していたこともあってか完全に腹筋崩壊状態になってしまうという珍しいシーンがありました(同じくこらえていたのでしょうが、すぐに立て直してフォローする瑠衣もさすがだなと思いました)。
訓練タイム、クリス神父のコール&レスポンスは人間チームがこの公演で負けたら人狼チームの勝ち越しが決定してしまうということで。「人間チーム」→「ギャンバレー」でした。
誰とシュベスター契約を結びたいかの会話中に出た“チリツモ”というワードに少しジェネレーションギャップを感じてしまった横山可奈子さんが演じる詩織教導官もおもしろかったです。
あとは百合亜のプレイはもう1戦観たいと特に思いました。
宣誓時の挙動の指摘や、狩人で2回防衛を成功させる、狩人COのタイミング、投票理由を明確に発言していること、等、とても好感が持てました。
最後に、最終日の遺言シーンです。
瑠衣と佳世のどちらかが追放されるかとなった場面、結局、追放されることになってしまった佳世が“瑠衣様はやっぱりデュエルが強かった。力不足で負けてしまった”という要旨の発言をしました。
これは舞台冒頭の3年生は個々の能力が高く、レギオンに所属しないデュエル専門という部分を拾っている発言です。
そして、その発言を受けて、類が1点だけ間違っているとして応えた台詞が「これは決して個人戦ではない、人間側と人狼側のチーム戦だと思っている」という趣旨でした。
長引く人狼ゲームの佳境のシーンのなかで最後まで世界観も守りながらお互いにそういった台詞を応酬しているのを観て、改めて素晴らしい舞台だなと思いました。
ゲームは、狩人の2GJで残り3人の最終日までもつれるという長丁場となりましたが、人狼陣営の作戦と瑠衣の奮闘もあり人狼側の勝利となりました。この時点で全11公演中においての人狼側の勝ち越しが決定しました。
正解7名、パーフェクトが0名でした。
第7ステージのテンプルレギオンは以下の3名でした(と思います。メモしていない……)。
・瑠衣
・芽衣
・百合亜
チェキ+物販(おまけ)
チェキは杏とつぐみと撮らせていただきました。
杏は人狼をかばうような行為をしてしまって、それが原因で推理を外していたらごめんなさいとわざわざ観客である私に言ってくれました。
1番くやしいのは自分だろうに聖人だなぁ~と思います。
つぐみは演じる長橋有沙さんが新潟県出身で(恐らく)雪国出身者ということに共感して今回初めて撮らせていただきました。
物販は開演1時間前~開演までの間と、終演後~チェキ会終了まででした。
どんなものが販売されていたかは公式ブログに記載されています。
⇒オリジナルグッズに関する公式ブログページ
私はパンフレット1部とあたり付写真くじをA・B・Cを1セットずつの計3セット購入しました。
ちなみにA・B・Cのグループわけはこんな感じです(ブレブレ画像で申し訳ないです)。
Aだけ8人なのは不平等感があるからいっそのことサッカーワールドカップイヤーだからとか何でも理由をつけて11人2グループのほうにするとか、何だったらスーパースターらしいクリス神父をBとCにしたほうがいっそ清々しいのではと思いました。
ベビウルの竹本茉莉さん、大條瑞希さん目当てで行ってはいますが、DDの意思を持つ人間としては結局各グループ1セット購入して運試しをしてみました。
あたりはサイン付、写真の種類はキャスト一人につき20種類です。
そして、私が購入した結果です。
A
あわつまい さん ⇒ 2(あたり2、重複1)
安藤遥 さん ⇒ 2
木下美優 さん ⇒ 1(あたり1)
竹本茉莉 さん ⇒ 1(あたり1)
広沢麻衣 さん ⇒ 3(あたり1)
横島亜衿 さん ⇒ 0
木村若菜 さん ⇒ 5(あたり1、重複1)
横山可奈子 さん ⇒ 1
B
大條瑞希 さん ⇒ 2
楠世蓮 さん ⇒ 1
小菅怜衣 さん ⇒ 0
さいとう雅子 さん ⇒ 3
白河優菜 さん ⇒ 2
手島沙樹 さん ⇒ 1
夏目愛海 さん ⇒ 6(あたり1、重複1)
C
石井陽菜 さん ⇒ 1
緒方有里沙 さん ⇒ 5(あたり2、重複1)
藤堂光結 さん ⇒ 2
長橋有沙 さん ⇒ 3
七海とろろ さん ⇒ 1
はぎのりな さん ⇒ 1
星守紗凪 さん ⇒ 2(あたり1)
ということで、だいたいは期待値的にはプラマイ1くらいなのですが、5枚以上が各グループで一人ずついたのが少し偏っているなと感じました。
Aは多分、涼子指導官による二次試験も通過できないおっさんリリィは出直してこいという熱い応援でしょう。
あたりは45回中10回でした。Aでポンポン出た印象があったのですが、Bの結果は厳しい感じですね。実際はどれくらいの割合なんでしょうか。
で、ここまでは予定通りだったのですが、竹本さんの1枚がルド女の制服がわかりにくい種類のものだったため、Aを泣きの1セット追加しました。
A
あわつまい さん ⇒ 2
安藤遥 さん ⇒ 1
木下美優 さん ⇒ 2
竹本茉莉 さん ⇒ 3(あたり1)
広沢麻衣 さん ⇒ 1
横島亜衿 さん ⇒ 3
木村若菜 さん ⇒ 2
横山可奈子 さん ⇒ 1
と、2回目は平均的な感じとなりました。あたりの確率は減りました。
竹本さんの全身ショット版、大條瑞希さんのあたり付等、欲を言い出したらきりがなく、何より事前のツイキャス放送や第6ステージで大活躍した小菅怜衣さんが出てないのがとても気がかりではあったのですが、沼にはまる前に脱出しました。逆に出なかったことのほうが印象に残るかもしれません。 (※以下の台詞は現在放送中のドラマ『anone』2話より)
人は、手に入ったものじゃなくて、手に入らなかったものでできてるんだもんね
感想
「アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院」の世界観、登場人物のキャラクターを大切にしなければならない中で更に人狼ゲームを実施するというハードルが高い舞台、私が観劇したのは3ステージだけでしたが、アクションやダンスの部分でも、人狼ゲームの部分でも、キャラクターの魅力としてもとても満足できる内容でした。
台詞やダンスの立ち位置等、出演者がステージ毎に異なるためキャストにとっては厳しい環境だとは思います。特に投票結果が出た後の遺言シーンは進行状況によるアドリブの影響がとても大きいため、キャラクターや雰囲気を崩さずに物語を作っていくキャストさんを尊敬しています。
これまで人狼ゲームの経験がなかった人にとってはプレッシャーも大きかったと思いますが、私が観劇した3ステージはどれもおもしろいゲームでした。
特に既存の主要キャラクターを演じる人にとってはアサルトリリィのファンの人の目も追加されるため、やることが多すぎて大変だったと思います。
TLPT勢は特に全員で協力して舞台を良くしていこうとすることが感じられるのがやっぱりすごいなと思います。
ゲーム進行のフォローはもちろんなのですが、苦手なダンスの居残り練習や、他の出演者のヘアメイクの手伝い等、いろいろと名前を見る機会が多かったように思います。
ベイビーウルフから参加した二人も普段と異なる環境、しかも世界観と登場人物にあわせてプレイしなければならないというのは、普段やっていることが逆に重荷となる場合もある中でアクションシーンも人狼ゲームもこなしていました。
パワーアップしたところを次のプレイ機会でぜひ発揮して欲しいです。
唯一、白河優菜さんが演じる渚が観劇できなかったのが残念でした。
今回、人狼ゲームを観戦する上で役名もしっかり覚えておかなきゃと思っていたのですが、魅力的なキャラが多く、結局20名の役名もキャスト名も自然と覚えているようになりました。
他の舞台で他の役だとどんな演技をするのだろう、といった期待も持てたため機会があれば、今後のルド女シリーズや他の舞台も観にいきたいと思います。
たくさんのコンテンツのコラボ企画ということで数多くのスタッフやキャストが協力して生まれた舞台であり、調整やスケジューリング等、苦労も多かったと思いますが、またこういった機会があれば観にいきたいです。
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