舞台 ~ 星屑ドゥームスデイ(〜尾張の始まり〜) (2) ~




公演:ステラガールズプロジェクトvol.1
   「星屑ドゥームスデイ」
   「星屑ドゥームスデイ〜尾張の始まり〜(ほしくずどぅーむでい おわりのはじまり)」
演出: カモノハシ永作(かものはし えいさく)
脚本:獏八重樫(ばくや えがし)
公演期間:2017/10/17(火) ~ 2017/10/22(日)
公演会場:阿佐ヶ谷シアターシャイン




竹本茉莉さんが出演されるということで、10月21日(土)に舞台「星屑ドゥームスデイ」の夜公演(ソワレ)を観劇してきました。

その(1)からの続きです。






阿佐ヶ谷シアターシャイン、開演まで


台風が接近していなければJR阿佐ヶ谷駅からでいいかなと思っていたのですが、さすがに雨がひどかったために、おとなしく劇場に近い東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅から向かいました。

ただ、帰り道に気づいたのですが阿佐谷パールセンター商店街がアーケード街になっているため、雨を避けるならそっちからのほうが結局良かった気がします。

何気に阿佐ヶ谷は初めて降り立ったのかも……


劇場に到着した後にすぐに入場、第一印象がステージ近っ!でした。

ほんの数日前に別劇場で観劇していたためになおさらその印象が強かったかもしれません。

席はパイプ椅子が12個×3列と4列目に数席だったと思います。

列の間は1mもなかったと思います(劇場ホームページだと75cmかな)。

今回は事前に劇場情報まで確認する気がなかったので、とりあえずオペラグラスを鞄に突っ込んでいきましたが持って入場していたらかなり危ない人でしたね。


そして大きな荷物は受付で預かってもらえた可能性もありますが、劇場内に持っていくとかなり迷惑だったと思います(はい、私のことです。申し訳ございません)。

ちなみに私が観劇したときは客が40人位で女性は7~8人くらいだったと思います。



劇について(感想)


あらすじは推理物っぽい感じでしたが、当該事件は舞台演劇の演出効果もあり、犯人は誰だ(Whodunit)、どうやって犯行したか(Howdunit)は比較的わかりやすくてよかったと思います。

もう1点、なぜ犯行に及んだか(Whydunit)は後で述べます。

どちらかというともう一つの謎が消化不良感がありましたね。

ステラガールズプロジェクトVOL.1とありますが、この設定が今後も活かされているのか、物語はあれで終わっているのかがわかりませんが……

キャラクターは2回見なくてもある程度覚えられるレベルで特徴がわかりやすかったと思います(正直、イナバだけは苦しいですが……)。

ただ、苗字呼びのときと名前呼びのときがバラバラで慌しく、推理物だと何かの複線かと思ってしまうため、最初はもっと物覚えの悪い人のためにわかりやすくして欲しいかもしれません。


メイド姿の7人でダンスするのは結構印象的でした。かなりよかったと思います。


で、心配していた星組と月組で順番が逆になる点ですが、事件の動機部分くらいかなと思いました。

星組は核心が若干ぼかされてはいますが、なぜ犯行に及んだか(Whydunit)はちゃんと説明しています。

一方で、月組は恐らく星組観劇後の前提があるからでしょうけど、被害者側が「こんなときが来ると思っていたから、受け入れる」という旨の発言と、加害者側が「ずっと騙していた」みたいな発言しかなかったと思うため、かなり客観的な視点でしか見れず、せっかくのいい場面なのにもかかわらず感情移入しにくかったのがきつかったです。

あと公演順序とは関係なく気になった点として演者の人数です。

これは単に私の問題なのですが、私が観劇したときは月組は8人で星組は7人でした。

で、最初はその差に意味があるのかなと思っていたのですが、どうやら星組も8人でやる公演もあるみたいで、結局ストーリー上での意味と公演上の都合とややこしくなっている感じがすっきりしませんでした。


全体としては探偵役はかっこよかったですし、かわいい役ももちろんかわいかったですし、ダンスやカーテンコールの演出も華やかだったのでよかったと思います。


あとは物販についてです。

まず会場が狭いという点で運営側でも制約があったと思います。

前払い制や入場制限については別にそんなもんだと思います。

ただルールが徹底されていない点はさすがに気になりました。

スタッフAは商品の受け渡しは後と言っているのに、Bは先に渡している。

Aは星組を先にして月組を後にすると言う一方で、Bは月組の演者を読んで対応している。等


何より、私が観劇したのがすでに8公演目くらいのはずだという事実……

スタッフが日代わりならまだいいのですが、ずっとこれで進行してきたのかと思うと段取りが悪いことによる不満よりも心配のほうが勝るのですが…… それも作戦なのでしょうか。

物販については月組の林田鈴菜さんがA4用紙1枚に内容をまとめてくださっていたり(こんなきれいにわかりやすく整理してまとめられる能力が欲しいです)、星組の方たちが最後に全員で挨拶をして締めてくれたりといった演者さんの対応で結構印象がプラスになっている気がします。

ちなみにアクセサリーについてはキャラクターのイメージカラーではなく、演者のイメージカラーだということを物販時に教えてもらいました。
(私は公演中になんで佐々木香織が黄緑と水色と違うんだろう、これも複線かなと思っていたらまったく関係なかったです)

他に内容で疑問に思ったことは多分、竹本茉莉さんに会って直接聞きに行きなさいという、壮大な作戦だったと思うことにします。


最後に、月組で冬野樹役を演じた白川叶空さんが眼鏡をかけて冷笑する比較的怖い役柄だったのですが、おしまいのカーテンコール時の眼鏡を外しての笑顔がギャップ効果も最大限活かされていてクッソ可愛かったです。


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